2010年6月2日水曜日

脊椎すべり症

今日の札幌はくもりでなかなか気温も
上がりませんでした。

本日の腰痛のメカニズムについては
脊椎すべり症です。

原因 1生まれつきの形成不全 
   2分離から進行した分離すべり症
   3椎間板の変性による椎体のズレ 変性、仮性すべり症
 
特徴
   ・前湾増強(お尻がでっぱったそり気味の姿勢)
   ・脊椎分離症もすべり症もレントゲン検査などで
    根本の原因がそこにあるように思ってしまう。
    しかし、分離やすべりを持っていても愁訴を訴え
    ない人のほうが多い。(特に分離症では多い)
    股関節から頸椎までのねじれを含む連動性が正常に
    機能しているため愁訴がでない。
    股関節が回転しないので腰椎レベルでねじってしまい
    その結果分離等のある弱い部分に負担が掛っているに
    過ぎない。局所的な物の見方でなく全体的な見方が
    大切であることの好例。
   ・変性、仮性すべり症は女性に多い 約4倍
   ・分離は成長期の無理なスポーツを行ってきた人に多い 約3倍
   ・神経根を刺激するので間欠性跛行を起こす

鑑別法 
   ・棘突起の触診(階段状段差)特にL4,5 前湾増強
   ・分離症も含めて他の原因(ヘルニア、椎間関節性腰痛etc)との
    合併をまず考えるべき。

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